透明度ある政治を 維新の所氏が2区出馬へ
日本維新の会は、19日公示、31日投開票が見込まれる衆院選和歌山2区に所順子氏(72)=高野町=を擁立すると発表。8日県庁で開いた記者会見で、立候補を表明した所氏は「明るい方向に一石を投じ、女性目線で戦いたい」と抱負を述べた。
所氏は同町出身。地元高野山高校卒業。宝石会社の役員兼デザイナーを務め、娘の高校進学に伴い渡米し、約14年同地で過ごす。帰国後2003年、同町議会選挙に立候補し、初当選。現在通算5期目。2010年と2018年の同町長選に立候補し、落選している。
会見で所氏は、まだまだ女性議員が少ないと訴え、コロナ禍の医療や経済に対してスピード感を持って迅速に対処し、多様性の尊重、世界と対等に戦える日本を目指すと決意を述べ「隠すことのない、ダイヤモンドのように透明度のある国政をやっていく」と意気込みを語った。
会見に同席した県総支部幹事長の林隆一県議は「自民党を過半数割れにするため、1、3区では候補を擁立せず、2区に集中する」と話した。
和歌山2区には、自民党現職で元総務相の石田真敏氏(69)、立憲民主党新人で弁護士の藤井幹雄氏(60)、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人でゲーム会社社員の遠西愛美氏(37)も立候補を表明している。