ホンダは2日、水素を使った次世代燃料電池システムを他社にも提供するため、2020年代半ばに外販を始めると発表した。トラックや非常用電源向けなどに売り込む。当初は年間2千基程度の販売を想定し、30年に年6万基に増やす。脱炭素社会に向け、水素事業を拡大する。
24年には次世代燃料電池システムを搭載した新型車を日本と北米で発売する。22年に北米で売り出したスポーツタイプ多目的車(SUV)「CR―V」をベースにする。
次世代燃料電池システムは米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発を進めており、従来モデルよりコストを3分の1に抑え、耐久性を2倍に高める。