中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は、国内のオンライン保険プラットフォームに対する監視を強めている。世界の投資家を悩ませている規制の網を広げる動きだ。
ブルームバーグ・ニュースが確認した通知文書によると、規制当局は企業と地方当局に対し、不適切なマーケティングや価格設定の慣行に歯止めをかけ、ユーザーのプライバシー保護を強化するように命じた。これらの問題に自主的に取り組むよう各企業に促し、順守できない場合は「厳しい罰」を受けることになるとしている。
今回の広範な命令は、保険テクノロジーの新興企業ウオータードロップ(水滴)や中国平安保険(集団)が支援する事業など一部の上場企業を対象にした措置を越える内容だ。中国当局は今年に入ってフィンテック分野に対する規制を強化。その後、教育テクノロジーや配車サービス、短編動画プラットフォームの他、最大手テクノロジー企業の一部に対しても締め付けを強めている。
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オンライン保険業界は向こう10年以内に2兆5000億元(約43兆円)規模に拡大するとみられていた。銀保監会にコメントを求めたが返答は得られていない。
原題:
China Regulators Go After Online Insurance in Widening Crackdown(抜粋)