いつもレバンガ北海道への全“緑”応援をありがとうございます。
このたび、9月29日に行われました株主総会にて、株式会社レバンガ北海道 第13期決算発表を行いましたので、以下の通りご報告させていただきます。
前期(2022年7月1日~2023年6月30日)売上高は、1,323,477,473円(税別)と、前々期に比べ135%となり、増収および7期連続の単年度黒字を達成することができました。
改めまして、日頃よりご支援ご協力くださっているファン・ブースターの皆さまをはじめ、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
昨季は3年ぶりにシーズン開幕から100%収容の中でホームゲームを開催することができ、平均来場者数に関しても昨対比160%と徐々にコロナ以前のアリーナに近づくことができました。
ただし、コロナ以前と比較すると80%程度であり、平均入場者数も3,048名と、新リーグライセンス1次審査に必要な平均入場者数4,000人にはまだ届いておりません。
CS進出を期待してくださったファン・ブースターの皆さまにおかれましては、前々シーズンよりも勝率が低くなってしまったにも関わらず、変わらず会場に足を運んでくださり、熱い応援でチームを鼓舞してくださったことが、結果としてホームゲームでの勝率が5割に迫る形になった要因であることは間違いなく、紛れもなく皆さまの全緑応援のおかげであると思っております。
シーズン中盤にHC交代や怪我人などのアクシデントが続いたシーズンではありましたが、昨シーズン途中から指揮を執った小野寺体制で今季も継続し、チームで規律を重んじる組織的なバスケットを確立するための編成を行い、これまでの期間でよい準備ができていると思っております。
今季はより明確なコンセプトのもと、再現性の高い攻守にわたってハードワークを厭わないバスケットをご覧いただけると思いますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
また、売上に関してですが、過去最高売上を達成し、B.PREMIER参入のライセンス要件である12億にクラブ創設以来はじめて到達することができました。
主に営業収入、チケット収入が伸びたことによって、付随するMD、FCなどの売上も昨対比で増収となりました。
コロナの終焉に伴い、スクール生の入会数が増加したことでスクール関連収入の増収も見られ、飲食事業に関しては、前期より百貨店催事出店を増やしたことで売上を増やすことができました。
そして、札幌市をはじめとする近隣の自治体や札幌市各区との連携を図り、チームの公式練習場とオフィス拠点でもある厚別区に関しては町内会との関わりを深めるなど、コロナ禍では進められなかった提携を推進し、広く認知・交流活動を行い、イベントやバスケットボールクリニックに関する依頼が増えたことで、子どもたちとの接点を増やし、集客面やイベント収入増に繋げることができたと言えます。
最後になりますが、今季は2026年に新たにスタートする新リーグの審査最終年度となり、売上12億の維持、そして平均入場者4,000人の達成と、高いハードルではありますが、北海道のために、子どもたちの未来のために、レバンガ北海道に関わるすべての人たちのために、クラブ一丸となって未だ達成したことのない領域にチャレンジして参りたいと思います。
皆さまお一人お一人のご来場や、お声がけによる観戦へのお誘いの積み重ねが、私たちの目標達成には不可欠であります。
今シーズンもより一層の全緑応援をよろしくお願い申し上げます。
2023年9月29日
株式会社レバンガ北海道
代表取締役CEO 横田 陽
決算概況
7期連続黒字化達成
売上高 : 1,323,477,473円(前年比 135%)
経常利益 : 7,409,000円(前年△10百万円)
当期純利益: 3,843,514円(前年比 140%)
広告料収入
売上高:662,481,254円(前年比 140%)
・パートナー社数(約400社)は横ばいも、既存先のアップセルなどで営業収入は過去最高となりました。 外部パートナー委託、クラウド情報管理、セールススタッフ増など継続的に営業面での投資を図ってき たことと、既存スポンサー様からの追加支援などをいただけたことが要素としては大きく、SDGs関連の 売上も過去最高となりました。
興行収入
売上高:233,119,029円(前年比 120%)
・開幕から100%収容の中でスタートすることができましたが、コロナ禍による行動変容が以前に戻る ことは難しく、チームの状況も序盤から敗戦が続くなど厳しい結果が続いたことで目標には届きません でした。
しかしながら、昨年比160%と来場者数はコロナ以前の80%程度まで戻すことができました。
過去の来場者というよりは、新規開拓として近隣自治体をはじめ、札幌市の各区と連携を深め、区民の 方への情報発信やつながりを増やす活動などが要因と言えます。
また、顧客分析や動向調査などを通してリピート率を高める施策を増やすとともに、SNS広告や小学生 招待などで認知拡大、新規開拓を図りました。
グッズ収入
売上高:48,008,690円(前年比112%)
・目標達成には届きませんでしたが、集客増に伴い、会場内販売が伸びたことと、コラボグッズや選手 PR施策などが有効に働いたといえます。
・EC購入者やFC会員などの顧客情報から新作グッズの案内やクーポン、限定グッズのご案内などの情報 発信のほか、選手ランキングなどを公表することで競争意識を高め、選手にもインセンティブが発生す る仕組みを導入し、両面で販売促進機会を増やすことができました。
ファンクラブ収入
売上高:22,970,006円(前年比 113%)
・会員メリットの再構築を図り、FC価格の再設定、会員種別のバリエーションを増やすことでの幅広い 層へのアプローチを図りました。
目標達成には届かなかったものの、来季に向けた課題の洗い出しや会員アンケートを実施し、より良い FC運営につながる準備ができました。
アカデミー収入
売上高:57,699,954円(前年比 170%)
バスケットボールアカデミー:48,867,649円(前年比 144%)
チアアカデミー : 8,832,305円(新規事業)
・コロナの影響が思ったよりも長引いており、当初目標からは大きく下回る結果となりました。
地方における新規校舎の展開も都心部以上に自粛マインドが強く、特に中学生のスクールに関してはクラブチームへの移行も増えていることから現状の動向を分析し、札幌市内の小学生中心にU12の設立や、より入会者が個々のスキルや成長に合わせて選択できるコースを作ることで幅広い入会を促進できました。
イベント収入
売上高:14,075,685円(前年比 133%)
・コロナ禍で自粛していたイベント依頼が少しずつ増えてきたことや、バスケ教室などのスポット開 催などの自主開催も復活できたこと、人を集めるイベント自体が自粛されてきていた中で、 TIPOFFイベントやパートナー企業様とのシーズン前と終了後に実施していたイベントなども復活 できたことで売上増のほか、ビジネスマッチング含めた横のつながりも再開できました。
飲食収入
売上高:150,562,959円(前年比 245%)
・キッチンカー事業に加え、全国の百貨店催事に出展することができたことで、前年度のキッチン カー売上以上の売上を達成することができました。
・仕入原価が原材料高騰により引き上げられたことで上代変更による売上増にもなりましたが、コスト管理を徹底し、収益化を図りました。
その他収入
売上高:110,633,405円(前年比 122%)
• B.LEAGUEからの配分金及びインセンティブを約4,500万円計上しております。
• eスポーツ収入として約2,800万円を計上しております。
• その他ビジョンレンタル料、応援募金などを計上しております。